13.9 Cluster の運用
Cluster 操作は、ノード構成、役割、複製・データ状態を確認した後、検証済みの運用手順書で行います。 このページの点検順序で変更の影響と復旧経路を確認し、インストール済みバージョンの管理コマンドを 運用手順書に反映します。
構成要素
| 役割 | 確認対象 |
|---|---|
| Coordinator | ノード構成と状態 |
| Deployer | パッケージとノードのデプロイ |
| Broker | クライアント接続とクエリルーティング |
| Warehouse | データ保存とクエリ処理 |
| Lookup | 参照データサービス |
ノード数と配置は、可用性、スループット、障害ドメインの要件を基準に設計します。 固定のノード数やハードウェア仕様をすべての環境に当てはめないでください。
状態確認
変更前後に、Coordinator から見た全体のノード構成と、各ノードのプロセス・リソースを確認します。 状態文字列とコマンドオプションは、インストール済みツールのヘルプを基準にします。
machcoordinatoradmin --help
machclusterctl --help- 予定したノードがすべて登録されているか。
- ノードの役割、ホスト、ポート、グループがデプロイ記録と一致するか。
- サービス・複製・scrap の状態が正常か。
- ノード間で CPU・メモリ・ディスク・ネットワークの偏りがあるか。
- Broker 経由の実際の接続とクエリが成功するか。
接続と設定のエクスポート
machclusterctl connect では対象 Broker とネイティブポートを明示し、CURRENT_DATABASE() と
サンプルクエリを確認します。設定のエクスポートにはホスト・ポート・パス・運用情報が含まれるため、
アクセスを制限し、インポート前に差分を確認します。
ノードの起動と停止
ノード制御の前に次を確認します。
- 対象ノード名・別名・ホスト・役割
- クライアント接続と進行中のクエリ・Appender
- Warehouse グループの冗長性とデータ状態
- ノード停止中に残る処理容量
- 起動・停止順序とロールバック
- メンテナンス後の正常性判定基準
強制停止は正常停止が繰り返し失敗し、データと復旧への影響を判断した場合だけ使用します。 単なるタイムアウトに対して直ちに kill しないでください。
Cluster 全体の制御と destroy
全体の起動・停止では、Coordinator、Deployer、Broker、Warehouse、Lookup の依存順序を
現行リリースの運用手順で確認します。destroy はノード構成とデータを削除し得る破壊的操作です。
- 似た名前の別クラスターでないことを確認。
- 最新バックアップとリストアの検証。
- サービス所有者の承認とクライアントの遮断。
- 外部
DBS_PATHを含む削除範囲の確認。 - ロールバックできない範囲の明示。
- 実行後に各ホストの残存プロセスとパスを確認。
通常の状態復旧に destroy を使用しないでください。
ノードの追加と削除
追加前にパッケージ、バージョン、ポート、パス、ファイルシステム、ネットワークを確認します。 削除前にはデータの冗長性と移行完了、対象ノードを参照する別名・グループ・監視を確認します。 ノードの remove はホームとデータパスを削除する場合があるため、正確な範囲をヘルプと検証環境で確認します。
状態変更
Broker の無効化、Warehouse グループの読み取り専用化、ノードの scrap は目的が異なります。 問題のあるノードを隠すために状態を任意変更してはいけません。
| 目的 | 先に確認すること |
|---|---|
| 新規接続の遮断 | Broker のドレインと既存接続 |
| 書き込み停止 | Warehouse グループと進行中の Append |
| ノードの隔離 | 複製問題・データ破損の根拠 |
| サービス復帰 | 正常性、データ同期、サンプルクエリ |
Warehouse の復旧
- 障害時刻と最初のエラーを保存します。
- プロセス、ディスク、ネットワーク、複製状態を確認します。
- 残存ノードの冗長性とサービス影響を評価します。
- 再起動、reattach、rebuild から対応する経路を選びます。
- 復旧の進捗とエラーを監視します。
- 完了後にノード別の行数・時間範囲とクエリ結果を比較します。
データ破損を確認せず、ノードを normal に強制変更しないでください。
制約とチェックリスト
Edition 別の SQL、ROLLUP、バックアップ、ALTER SYSTEM の対応は サポート範囲を確認してください。
- 全ノードとクライアント SDK のリリースが互換か。
- メンテナンス中に許可する読み書きの範囲が定義されているか。
- バックアップ・リストアとノード復旧の訓練を完了したか。
- ホスト・ポート・パスを2名で相互確認したか。
- 監視と通知が新しいノード構成を反映しているか。
- 変更後に Broker 接続、クエリ、Append、メタデータを検証したか。