13.1 サーバーとデータベースの運用
machadmin はサーバーインスタンスの起動・停止、物理データベースの作成・削除、ライセンスの
インストール、オフラインリストアを行います。SQL CREATE DATABASE で作る論理データベースと、
machadmin -c で作る物理インスタンスのデータベースを区別してください。
主なオプションの確認
"$MACHBASE_HOME/bin/machadmin" -hインストール済みリリースのヘルプを基準に、オプションと影響を確認します。
サーバーの起動と停止
状態確認は安全に実行できます。
"$MACHBASE_HOME/bin/machadmin" -e起動・停止は、サービスマネージャーまたは運用手順書のいずれかに統一します。
- 起動前に設定、ライセンス、データパス、空き容量を確認します。
- 起動後に
machadmin -e、5656への接続、軽量 SQL、サーバーログを確認します。 - 正常停止前に新しい接続・入力を止め、実行中のトランザクション、バックアップ、Appender を確認します。
- 強制停止は、正常停止が繰り返し失敗し、復旧への影響を評価した場合だけ使用します。
- 復旧モードを任意に強制せず、エラーと公式の復旧手順を確認します。
コマンド出力はリリースで変わるため、成功メッセージ全体を自動処理の判定条件にしないでください。 プロセスの終了コードと実際の接続を併せて確認します。
物理インスタンスのデータベース
machadmin -c と machadmin -d は、DBS_PATH にある物理インスタンスのデータを作成・削除します。
論理データベースには複数データベースの SQL を使用します。
物理データベースの削除・初期化は、インスタンスの全データを失う可能性がある破壊的操作です。 起動エラーの解消のためにデータベースを削除・再作成しないでください。まずエラーを診断し、 既存データを保護した状態で復旧方法を選びます。
実行前の確認事項:
- 対象
MACHBASE_HOMEとDBS_PATHの絶対パス - サービスとプロセスの完全停止
- 最新バックアップと隔離環境でのリストア検証
- 保持する設定、ライセンス、ログ
- ロールバックの可否と想定復旧時間
- 2名の作業者によるインスタンスとパスの相互確認
データディレクトリ内のファイルやメタデータを手動で作成・移動・削除しないでください。
ライセンスのインストールと確認
ライセンスファイルは機密情報として扱い、内容や実際のキーを文書、サポート依頼、ログへコピーしないでください。
| 状態 | 方法 |
|---|---|
| サーバー停止中にインストール | 現行リリースの machadmin ライセンスオプション |
| サーバー稼働中にインストール | ALTER SYSTEM INSTALL LICENSE |
| 適用確認 | machadmin のライセンス情報と V$LICENSE_INFO |
SELECT *
FROM V$LICENSE_INFO;インストール前に対象インスタンス、Edition、有効期間、ファイル権限を確認します。オンライン インストールのパスはサーバープロセスから読み取れる必要があります。更新後は新しい接続と 必要な Edition 機能を検証し、元のライセンスファイルに保持ポリシーを適用します。
障害原因の特定に必要な情報
machadmin -eの結果と終了コード- リリース、Edition、
MACHBASE_HOME - 実際の設定・データパス
- サーバーの起動・停止時刻
- 最初のエラー前後のサーバーログ
- ファイルシステムの空き容量と権限
- 直前の設定・ライセンス・ストレージ変更
サーバーが起動しないだけで物理データベースを削除したり、初期化による復旧を先に実行したりしないでください。 バックアップを保持したまま原因を診断します。