6. TAGテーブルのROLLUP活用
6. TAGテーブルのROLLUP活用
ROLLUPは時間軸TAGのデータを事前集計し、検索時に統計を合算して繰り返し分析のコストを減らす機能です。 この章ではMachbase DBMS 8.7.0の基本・条件付き・拡張・JSON・Custom ROLLUPを区別し、 作成から結果検証、再構築までを説明します。
最初に区別する3つの間隔
| 概念 | 意味 | 例 |
|---|---|---|
| 作成時のINTERVAL | 保存する集計バケットの間隔 | 1 MIN |
| WAKEUP INTERVAL | 集計ジョブを起動する周期 | 10 SEC |
| クエリのバケット | レポートが要求する結果区間 | rollup('min', 5, time) |
同じバケットに複数回の部分集計が保存される場合があります。 基本ROLLUPでは公開クエリ構文が必要な統計をマージし、Customの出力先TAGではユーザーが最終再集計クエリを作成します。 元データの保持期間とROLLUPの保持・再構築ポリシーは別途定めます。
この章の構成
| 節 | 内容 |
|---|---|
| 概要と選択基準 | 基本実習と元データ・集計の比較 |
| 対象TAGの設計 | ON/FROM、階層の制約、容量見積もり |
| 作成と削除 | CREATE、WITH ROLLUP、IF NOT EXISTSと依存関係 |
| クエリ構文 | 候補選択、時間単位、origin |
| 条件付きROLLUP | 元データのフィルターと明示的な候補選択 |
| Custom ROLLUP | 増分結果の再集計とOHLCV階層 |
| 拡張ROLLUP | FIRST/LASTとOHLCの検証 |
| JSON ROLLUP | パス・ドキュメント全体の集計とNULL |
| 制御と状態 | STOP/START/WAKEUP/FORCE、V$ROLLUPとgap |
| REBUILD | 実際のサポート対象、バケット境界、訂正 |
| パフォーマンスチューニング | 同じ結果を基準にコストを比較 |
| 活用シナリオ | 複数タグと元データ・集計の役割分担 |
各ページは独立した実習で、オブジェクト名をch6_で区別します。
既存の業務オブジェクトと名前が重複しないことを確認し、意図的なエラー例は成功するスクリプトと分離してください。
固定時刻のデータは、示した固定区間で検索します。実習用テーブル・ROLLUPだけを削除してください。
CustomとREBUILDはStandard Edition専用です。 ROLLUPの作成や取り込みに成功したことだけで、集計が完了したと判断しないでください。 実習では名前を指定したFORCEで処理範囲に追いつき、結果を確認します。
サポート範囲と トラブルシューティングで、制約と診断を引き続き確認してください。
最終更新日